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備蓄食料のおすすめは?備蓄に適した食料や量、合わせて備えたいものを紹介

2023.06.02
備蓄食料のおすすめ_サムネイル

備蓄食料を用意する際、どのような食料をどれくらいの量用意すればよいのか悩む方もいるのではないでしょうか。食料のほかにも、食事にまつわるもので一緒に用意するとよいアイテムが気になる方、防災関連でよく耳にする「ローリングストック」という言葉の意味を知りたい方もいるでしょう。今回は、災害時の備蓄として適した食料やその備蓄量と合わせて、ローリングストックとは何かや、備蓄食料を選ぶポイントをご紹介します。

目次

災害時、備蓄食料は何日分必要?

政府によると、災害時の備蓄食料は「最低3日分」、大規模災害発生時には「1週間分」の用意が推奨されています。これは、災害により交通網が寸断され、行政からの公的物資なども3日以上到着しない場合があるためです。

農林水産省によると、平成23年3月に起きた東日本大震災では、食料が満足に調達できたのは発災後3日目以降、電力は復旧に1週間以上、水道は復旧に10日以上を要した地域もあったといいます。ライフラインや物流が停止すると、しばらく避難生活が強いられることもあるため、大規模な災害に備えるためにも1週間分の備蓄が望ましいといえるでしょう。

(参考:農林水産省『緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド』)

備蓄食料として、実際に用意する量とは

備蓄食料の量

備蓄食料として実際に1週間分の食事を用意する場合、3回×7日分=21食分が必要となります。農林水産省によると、1人あたりの飲料水は21L、お米は2kg程度といわれています。水は、10年など長期備蓄できる保存水がおすすめです。お米は普段から多めに購入するなどして、2kg程度は確保しておくと安心ですね。

備蓄食料は主に、主食(炭水化物)+主菜(タンパク質)の組み合わせで確保することが推奨されています。主食はお米以外に、パンやもち、麺、シリアルなどで、主菜は肉、魚、豆、乾物などです。主菜1食分は、レトルト食品は1パック、缶詰は1缶を目安に用意するとよいでしょう。

なお、農林水産省のガイドでは、緊急時であるため必要なエネルギーは1日1人あたり1,500kcal程度として、炭水化物とタンパク質を主に摂取することとしています。

(参考:農林水産省『緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド』)

おすすめの備蓄食料

備蓄食料は保存食セットを購入すると、簡単に揃えやすいです。また、スーパーやコンビニなど、普段の買い物と合わせて用意することもできるでしょう。おすすめの備蓄食料を詳しくご紹介します。

レトルトご飯

お米などの炭水化物はエネルギー源となるため、災害時にも欠かせない栄養素です。レトルトご飯の賞味期限は一般的に1年程度と長く、備蓄にも適しているでしょう。カセットコンロがあれば電気を使わずに温めることも可能です。

カップ麺、即席麺

カップ麺や即席麺も、炭水化物の摂取ができるためおすすめです。賞味期限が長く種類も豊富なため、好みの味を選択しやすいでしょう。また、スープには塩分が多く含まれているため、暑い季節には熱中症対策にも効果的です。

缶詰

缶詰は、手軽にタンパク質を摂取できるため備蓄に適しています。賞味期限は製造から数年先と長いものが多く、最近では肉や魚以外にも、豆や野菜といったおかず類も出ており、種類も豊富です。また、調理をせずに缶のまま食べられるため、調理の手間や洗い物が少なくできるといったメリットもあります。

粉末やフリーズドライの汁物

粉末やフリーズドライの汁物は、お湯を注ぐだけで食べられるのでおすすめです。賞味期限も1年以上と長い傾向にあります。

味噌汁やお吸い物といった和食に限らず、洋風、中華風などさまざまなジャンルがあるため、好みによって選びやすいでしょう。さらに、温かい汁物は体を温めるだけでなく、不安を和らげる効果もあるといわれています。

日持ちする野菜や果物

日持ちする野菜や果物は、備蓄する食料としても適しています。たまねぎ・じゃがいも・かぼちゃといった野菜や、りんご・みかんなどの果物は、比較的日持ちしやすいためおすすめです。季節によって保存できる期間や旬のものは異なるものの、備えておくことで災害時に不足しがちなビタミンが摂取できるでしょう。

保存食

地域や家庭にある昔ながらの保存食も、災害時には役立ちます。保存食には、乾物・干物・漬物があげられます。普段から自宅でドライフルーツを作っている方もいるのではないでしょうか。水で戻したり火を通したりと調理が必要な場合もありますが、食べ慣れた味は安心感にもつながります。

お菓子

お菓子類の備蓄は、子どもだけでなく大人にもおすすめです。チョコレートやビスケットなどの糖分は、エネルギー補給になるでしょう。また、甘いものは、食べることで精神的なストレスを和らげる効果もあるといわれています。

(参考:農林水産省『緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド』)

備蓄食料を選ぶポイント

日頃から、防災グッズとして食料を備蓄している人もいるでしょう。しかし、実際に災害が起きたときに「食べられること」が重要なポイントです。では、備蓄食料はどのように選ぶとよいのでしょうか。

災害時の状況や心境を考える

まずは、災害時の状況や心境を考えてみましょう。災害当日は精神的に落ち着かない可能性や、ライフラインが停止している可能性が高いです。自宅の水道や電気、ガスが使えないことを踏まえ、調理せずに食べられるアルファ米や乾パン、レトルトご飯、カップ麺を活用するとよいでしょう。

このような食料は、避難生活が長引いて体力が落ちたときや、食欲がなくなったときにも、すぐに準備できるためおすすめです。備蓄食料を用意する際には、体が弱ったときに食べたくなるものを想像してみましょう。

好みに合う食べ物を選ぶ

好みに合う食べ物を選ぶことも大切です。お腹が空いていても、好みの味でないと食事が進まないこともあります。食べたことがないものは一度試してみるなどして、好みに合うかを確認してみましょう。保存食セットを活用する場合は、あらかじめセット内容を確認しておくと安心ですね。

また、レトルトご飯やアルファ米といったお米以外にも、パンやもち、うどん・そば・パスタといった乾麺、カップ麺、乾パン、シリアルなど、炭水化物にも種類はたくさんあります。

複数の種類を用意しておくと、味や食感に変化が生まれ、飽きずに食べられるでしょう。ほかにも、豆腐や牛乳など非常食用として保存期間が長い商品や、常温保存ができる商品も存在します。

家族構成や持病、アレルギーを考える

備蓄食料を選ぶ際は、家族構成や持病、アレルギーも考えて用意しましょう。子どもや高齢者、介護を要する人がいる家庭では、ミルクや離乳食、介護食品などの食料が必要です。

子どもがいる家庭では、液体ミルクや月齢・年齢に合った離乳食を用意しましょう。慢性疾患がある場合は、塩分に配慮した食事など普段と同じような食事を摂れる工夫が大切です。

また、東日本大震災では、アレルギー対応の食品を入手するのに1カ月以上かかったケースもあるといいます。アレルギー対応食は手配に時間がかかることを考慮し、最低2週間の備蓄がおすすめです。

普段の食生活に合わせる

普段の食生活に合わせた食料を用意すると、いざというときも安心です。普段から台所に立つ機会の少ない人が、災害時に調理をすることで負担がかかることもあります。農林水産省によると、食生活別の備蓄食料の選び方を、以下の3つに分けて推奨しています。

「普段から料理をする人」は、「必需品+常備菜や乾物」がおすすめです。梅干しや缶詰、切り干し大根などを備蓄することで、災害時にも慌てずに活用できるでしょう。

普段、惣菜や弁当を購入して自宅で食べる「中食が多い人」は、「必需品+推奨備蓄食品」を勧めています。お米類などの必需品に加え、温めるだけで食べられるレトルト食品やフリーズドライなどを多めに用意しておくことで、調理過程を増やさずに食事ができるでしょう。

また、「調理の機会が少ない人」は、「必需品+好きなもの」の用意がおすすめです。必需品とは別に、カップラーメンやお菓子類を多めに用意したり、非常食セットを購入したりするなど、調理の必要がないものを意識して選びましょう。

食料の備蓄にはローリングストックがおすすめ

食料の保存はローリングストックがおすすめ

ローリングストックとは、「備える→食べる→買い足す」を繰り返し、一定量の食品が備蓄されている状態を保つ方法を指します。例えば、カレーなどのレトルト食品のように、普段の食事から使用でき、かつ災害時にも使用できる食料がローリングストックに適しています。

普段の買い物の範囲で用意できるため、費用や時間に負担がかかりにくいといったメリットもあります。また、場所を取らずにストックできるのも特徴です。

備蓄食料と一緒に備えておきたいもの

備蓄食料と一緒に、カセットコンロやガスボンベ、鍋、やかん、缶切り、食器類なども用意しておくことが大切です。それらの器具を使うことで、用意した食料を「食べられる状態にする」「温める」ことができます。

カセットコンロは1台、カセットボンベは1人あたり1週間で約6本の備蓄が必要といわれています。レトルトご飯や缶詰などの食材を温める道具として、鍋ややかんも用意しておきましょう。また、災害時は水が不足していることを踏まえ、調理後は食器類や調理器具を洗わなくて済むよう、耐熱袋や紙の食器類、ラップがあると便利でしょう。

余裕があれば、アルミホイルやクッキングシート、キッチンペーパー、キッチンバサミなども用意しておくとさまざまな場面で役立ちます。また、しょうゆや塩、七味など、味を変えたり足したりできる調味料を備えておくのもおすすめです。

(参考:政府広報オンライン:『いつもの食品で、もしもの備えに!食品備蓄のコツとは?』)
(参考:農林水産省『災害時に備えた食品ストックガイド』)

災害を想定し「3日~1週間分」の備蓄食料を備えよう

災害を想定した備蓄食料は、最低3日分、できれば1週間分の用意が望ましいです。1週間分の食料は、1人あたり水が21L、お米が2kgが目安となります。レトルトご飯やカップ麺、缶詰のほかに、汁物や野菜、お菓子類を備えておくと安心でしょう。

備蓄食料品をさらに詳しく調べたい方は、行政のホームページをチェックしてみるのもおすすめです。家族構成や普段の食生活をもとに、自身や家族の好みに合った食料を備蓄してみてはいかがでしょうか。

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