くしゃみが事故につながる?運転中に潜む危険やくしゃみ対策を紹介
2024.02.03花粉症のこと急に出そうになり抑えることが難しい「くしゃみ」。車の運転中にくしゃみが出て、ヒヤリとした経験のある方もいるかもしれません。実際に、くしゃみをして交通事故につながったケースはあるのでしょうか。
今回の記事では、運転中にくしゃみをすることの危険性について解説します。また、花粉症の方に向けて、運転中のくしゃみや交通事故を防ぐ対策もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
高性能マスク「AIR M1」は「微粒子を99%カット」とブロック性能が高いのが特徴です。
日本唯一の繊維学部を持つ信州大学と共同開発した、ナノテク繊維素材「NafiaS®(ナフィアス)」をフィルターに使用。フィルターの重さは従来の1/100以下、厚みは1/200以下を実現しました。つけ心地が軽く、睡眠時間にマスクを着用してもストレスを感じにくいでしょう。極細繊維を使ったフィルターは呼吸がしやすいといったメリットもあります。実際に使用した方の中で9割以上が、従来のマスクとの違いを実感しています。ぜひ「AIR M1」をお試しください。
運転中のくしゃみは危険?
運転中にくしゃみをすると、どのような危険があるのでしょうか。運転中にくしゃみをするリスクや交通事故との関連性について解説します。
運転中にくしゃみをすると事故を起こす可能性がある
くしゃみで目をつぶる時間が1回につき0.5秒で、時速60キロメートルで走行中と仮定した場合、くしゃみ1回の間に車は約8.3メートル進みます。くしゃみが2回、3回と連続で出た場合、目をつぶった状態で運転する距離はさらに長くなるでしょう。
くしゃみが出た場合、その勢いでアクセルを強く踏んでしまうことや、ハンドル操作を誤る可能性があります。その結果、対向車線にはみ出したり追突したりして死亡事故につながる危険も考えられるでしょう。
実際に、くしゃみが関係した事故も報道されています。
2017年4月、愛媛県今治市で起きた死傷事故では、男性の運転者が事故直前、くしゃみなどの花粉症の症状で対向車線にはみ出したことがわかっており、後に有罪判決を受けました。
また、大阪府大阪市で女性2人が死亡した事故では、現行犯逮捕された容疑者の女性が「くしゃみによって意識が遠くなった」と話すなど、くしゃみによる意識障害を主張していることがわかっています。
くしゃみの「我慢」もリスクあり
くしゃみを無理やり抑えることも健康被害のリスクがあります。例えば、鼻をつまんだり口を塞いだりして、くしゃみの逃げ道をなくしてしまうと、大きな圧力がかかり喉などにトラブルを起こす危険があります。くしゃみは我慢するより、出ないように予防することが大切です。
会社で運転が必要な場合は、企業側の管理も重要になる
仕事で車を運転する場合、運転中のくしゃみによる事故を避けるためには、個人だけではなく、企業による管理も重要である点を知っておきましょう。
道路交通法第66条では、「過労、病気、薬物の影響その他の理由により正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない」と規定されています。つまり、正常な運転ができない状態での運転は法律で禁止されているのです。
交通事故の危険を回避するためには、企業側も責任を持って管理していかなければなりません。
以下の記事では、企業として取り組む「花粉症対策」の理由や事例をご紹介しています。
【関連記事】企業が従業員の花粉症対策をする理由。福利厚生として導入した事例、生産性向上など。
くしゃみが出る原因
くしゃみが出る原因は、「風邪」「花粉症」「寒暖差アレルギー」などが考えられます。それぞれの原因について、詳しく解説します。
風邪
風邪を引くと、くしゃみが出る場合があります。くしゃみによって体内のウイルスなどを外へ出すためで、体の防衛反応の一つです。
花粉症
くしゃみは花粉症の代表的な症状の一つです。「くしゃみが止まらない」といったケースなど、何回も続けて出る場合も少なくありません。花粉症以外に、ホコリやハウスダストなどが原因のアレルギー性鼻炎でも同じようにくしゃみが出ます。
寒暖差アレルギー
暖かい場所から急に寒い場所へ移動した場合など、激しい温度変化がくしゃみにつながる場合もあります。自律神経の一時的な乱れによって鼻炎のような症状があらわれ、くしゃみ以外に鼻水や鼻づまりなども起きることがあります。
運転中のくしゃみを予防する5つの花粉症対策
上記の原因のうち、花粉症はくしゃみ以外にも「涙目」や「鼻づまりによる集中力低下」などのリスクがあり、運転中も意識して対策することが大切です。ここからは、花粉症でくしゃみが出ないようにするための対策をご紹介します。
<花粉対策1>マスクをつける
マスクをつけることで花粉の吸い込みを抑えられ、くしゃみの予防につながります。花粉が入りにくいよう、顔の大きさにあったマスクを選び、マスクの鼻部分や顎に隙間ができないように正しく着用することがポイントです。マスクの種類によっては「息苦しいのが気になる」「メガネが曇って運転しにくい」といった悩みも。
そのような悩みを持つ方にもおすすめなのが、花粉をしっかりブロックしながら非常に息がしやすいマスク、「AIR M1(エアーエムワン)」です。
【AIR M1の特徴】
・軽くて薄い高性能フィルター
・0.1マイクロメートルの微粒子まで99%カット
・蒸れにくく呼吸がしやすい
高機能マスク「AIR M1」は、日本唯一の繊維学部を有する信州大学と共同開発したナノテク繊維素材「NafiaS®(ナフィアス)」をフィルターに採用。微粒子を通さない極細の繊維で、花粉はもちろん、さらに小さなPM2.5やウイルス飛沫も逃さずキャッチします。
ブロック性能に優れながら、フィルターの重さは従来品の1/100以下、厚みは1/200以下を実現し、快適なつけ心地です。通気性が高く、マスク着用時の「蒸れ」「息苦しさ」などのストレスを大幅に軽減。メガネが曇りにくいという特徴もあります。
実際に使用した90%以上の方が、従来のマスクとの違いを実感しています。この機会にぜひ「AIR M1」をお試しください。
<花粉対策2>花粉のつきにくい服装をする
花粉対策では、車内に花粉を持ち込まないようにすることが大切です。上着などは、花粉がつきにくいツルツルとした素材を選び、乗る前に花粉を払い落とすのもよいでしょう。静電気の発生を抑止することで花粉の付着を減らせる、衣類用の「静電気防止スプレー」を使うのも対策の一つです。
<花粉対策3>車のエアコンフィルターを交換する
車のエアコンフィルターは、循環する空気の花粉やホコリなどを取り除いてくれます。汚れによって目詰まりすることがあるため、定期的な交換が必要です。エアコンフィルターは、商品によって集塵力に違いがあるため、より効果を高めたい場合は性能に注目して選ぶとよいでしょう。
<花粉対策4>車内をこまめに掃除する
車のメンテナンスでは、掃除機などを使い、こまめに車内を掃除しておくことも大切です。すきま時間などにサッと掃除できるアイテムを揃えておくのもおすすめ。車のシートについた花粉を取り除ける「粘着クリーナー」や、ダッシュボードなどを拭き掃除できる「使い捨てのウェットシート」も便利です。
<花粉対策5>花粉の多い日を避けて運転する
花粉症シーズンは、花粉が多く飛散する日の運転を避けるよう、予定を調整することもポイントです。事前に花粉飛散情報をチェックしておき、花粉の少ない日時に外出することで対策になります。
スギ花粉などは、以下のような気候条件の日に多く飛びやすいと言われています。
・空気が乾燥し、風が強い
・雨上がりの翌日
花粉情報とあわせて、上記のような気候条件も参考の一つにし、花粉の多そうな日は車の運転をなるべく控えてはいかがでしょうか。
(参考:環境省エコジン『予防対策』)
花粉症の薬を飲んで運転してもよい?注意点とは
花粉症の薬を飲んでいる場合、車の運転を控えたほうがよいのか気になっている方もいるかもしれません。ここでは、花粉症の薬を飲む場合の注意点についてご紹介します。
抗ヒスタミン薬の副作用により眠気が生じる可能性がある
花粉症の薬のうち「抗ヒスタミン薬」は、副作用で眠気があらわれることがあります。副作用のあらわれ方には個人差がありますが、運転中に眠気に襲われると危険なため注意が必要です。
飲むタイミングや薬の種類に注意
花粉症の薬には眠気以外にも、「集中力の低下」「判断力の低下」など運転能力にも影響する副作用があらわれる可能性のある場合があります。薬を飲む場合は、服用後どのくらいの時間注意したらよいのか、事前に確認しておきましょう。
花粉症の薬のなかにも、「鼻噴霧用ステロイド薬」など、局所的に用いるため副作用が少ないものや、眠気が出ない内服薬もあります。病院で医師に薬を処方してもらう際は、副作用についても要望を伝えておきましょう。
(参考:厚生労働省『はじめに~花粉症の疫学と治療そしてセルフケア~』)
車の運転中にくしゃみが出そうなときの対処法
万が一、車の運転中にくしゃみが止まらなくなった場合はどのように対処したらよいでしょうか。事故を避けるため、徐々に速度を落として車間距離をとりましょう。できれば、安全な場所に駐車し、くしゃみの症状が落ち着くまで待ちます。
運転中のくしゃみや事故を防ぐための対策を取り入れよう
運転中のくしゃみが事故につながる可能性もあります。トラック運転手など業務として運転する方だけでなく、日常生活で車を運転する機会がある方はくしゃみが出にくいような工夫が必要でしょう。花粉症患者などは、マスクの着用や車内の掃除など、事前に対策することが大切です。運転中のくしゃみを防ぐため、自分にあった工夫を取り入れて安全運転を心がけましょう。