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花粉のない『避粉地』が人を呼ぶ地域になっている。高標高エリアも候補地に。

2026.03.27

花粉症対策というと、マスクや薬などを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし最近、少し違った視点で注目されている言葉があります。それが「避粉地」です。

そもそも「避粉地」とは?

避粉地とは、スギやヒノキなどの花粉が少なく、花粉症の人が比較的過ごしやすい地域のことで、花粉をどう防ぐかではなく、そもそも花粉の少ない場所で過ごすという発想です。

スギやヒノキが自生していない北海道や沖縄、それから離島として奄美大島(鹿児島県)や小笠原諸島(東京都)なども、こうした避粉地の例として注目されています。この「避粉地」という考え方が、観光やワーケーション、地域づくりの視点からも取り上げられるようになってきており、この2,3年で言葉として定着してきた印象があります。

花粉の少なさが、地域の魅力になる

花粉が少ないことは、いまや「過ごしやすさ」だけでなく、その土地ならではの魅力として捉えられ始めているのかもしれません。

例えば、長崎県平戸市の的山大島では、花粉の少なさを地域の特徴として発信し、企業の利用や滞在につなげようとする動きが見られます。

また、釧路プリンスホテルは2020年から「避粉地」という地域特性を生かした宿泊プランを販売しており、2026年は当初比で約8倍の予約数を記録したそうです。釧路市はスギやヒノキが自生していない地域とされており、花粉の少なさそのものが、新たな滞在需要や観光価値につながっていることがうかがえます。

花粉症は、いまや一部の人だけの悩みではありません。政府の花粉症対策資料によると、花粉症全体の有病率は1998年の19.6%から、2008年に29.8%、2019年には42.5%まで上昇したとされています。こうした社会的な広がりを考えると、地域や企業が「花粉を避けやすい環境」を価値として提供する動きは、今後さらに広がっていきそうです。

実は、高い場所も意外な候補

避粉地というと、離島や北海道のような場所を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は標高の高い地域も候補地です。標高が高い場所ではスギが植えられていなかったり、スギがあっても気温が低いため、平地と花粉を出す時期がズレている場合があります。

たとえば、草津温泉や万座温泉のような高標高エリアは、そのイメージがしやすい具体例です。

避粉地というと遠くの特別な場所の話に感じられますが、地形や標高に目を向けると、花粉の少なさはその土地ならではの自然条件から生まれる価値でもあることが見えてきます。離島や北海道・沖縄だけでなく、高原や山あいの地域にも「避粉地」の可能性がありそうです。



花粉症のある方にとって、春はつらさを前提に過ごす季節になりがちです。だからこそ、花粉の少ない場所を選ぶという発想は、我慢を重ねるだけではない、もう一つの選択肢として広がっていくのかもしれません。

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