WHX Dubai 2026出展レポート|販売パートナー開拓の現場から
2026.02.20マスクのこと
皆さん、ドバイからこんにちは。ナフィアスの柚木です。
訪問の目的は、2026年2月9-12日に開催された「World Health Expo Dubai 2026(通称WHX)」に出展するためです。今年も昨年に続いて、信州大学ブースの一部をお借りして、出展させていただくことになりました。
このブログでは、展示会やドバイまでの旅程などについてレポートしていきたいと思います。
日本からドバイへの移動
日本からの直行便の便数は限られており、現在は東京発の場合だと、深夜出発の早朝着しかないようです。(2026年2月時点)
・成田空港22:20発→ドバイ国際空港5:30着(←私はこちらを選択)
・羽田空港00:05発→ドバイ国際空港6:55着
展示会は毎年月曜から始まるので、必然的に日曜の早朝に到着して、月曜から展示会という流れになります。
今回のフライトは、まさかの成田で降雪、融雪作業で大幅に出発が遅れ、離陸したのは1時間半遅れの24時頃。離陸後も気流が安定せず、夕食が出てきたのはなんと25時。さすがに眠いけど美味しい。エミレーツ航空は推せます。寝ます。
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おはようございます。
到着も結局1時間半ほど遅れ、7:00頃。行列の入国ゲートを突破して7:30。ドバイ国際空港からのメインの交通手段であるメトロ(電車)は、土日は朝8時からしか運行していません。つまり、中途半端に待ちぼうけです。(タクシーなどの手段もあります)

出国ゲートを出たところ(1F)にStarbucksがあり、ここで一服するのもありなのですが、メトロ待ちの人でとても混んでいるので、ゆっくりするなら2FのCosta Coffeeがオススメです。空いています。コーヒーで目を覚まして、いざメトロに乗り込みます。
トラップ多めのメトロに乗って
メトロは無人運転で、東京を走る「ゆりかもめ」に似ています
さて、突然ですが、ここで問題です。
ドバイのメトロ車内での行動として「罰金ありの禁止事項」は、次のうちどれでしょう?
① 飲食
② 喫煙
③ 動物の持ち込み
④ アルコール飲料の持ち込み
⑤ 車両を汚す行為
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正解は、全部です!
① 飲食(罰金4200円) ※水を飲むことやガムを噛むことも禁止
② 車両での喫煙(罰金8400円)
③ 動物の持ち込み(罰金4200円)
④ アルコール飲料の持ち込み(罰金21000円)
⑤ 車両や施設を汚す行為(罰金8400円) ※唾を吐いたりゴミを捨てたり
なお、車両内ではないのですが、メトロの待合室や睡眠が禁じられる場所で寝ることも禁止されています(罰金12600円)。ただ、車両内で寝ていた場合に罰金を科せられた事例もあるようなので、車両内での居眠りも避けたほうが良さそうです。(※1AED=42円換算)
参考:①「ドバイメトロのルール」中東法務事情〜ドバイ在住弁護士が解説する注目ポイント ②メトロ内の「居眠り」等について(在ドバイ日本領事館)
禁止事項の掲示は、ホームと車内でチラッと注意書きがあるくらいなので、かなりのトラップ感があります。車内で私の隣に座っていた旅行者は、何も知らない様子でペットボトルの水を飲んでいました。初訪問の旅行者はなかなか気付けないと思います。


ドバイでは至るところに防犯カメラがあり、車内ではたまに違法な乗車をしていないか巡回しているスタッフもいるので注意が必要です。
ちなみに、2月のドバイは半袖でも少し暑いくらいですが、過ごしやすい気候です。私が住んでいる長野県の2月は、最高気温が氷点下になることもあるので、身体がビックリしています。

展示会当日、いざ会場へ
さて、ここからが本題です!
東京の通勤ラッシュ並みのメトロに乗って、若干緊張しながら会場に向かいます。会場は、2020年にドバイEXPOも開催された「Dubai Exhibition Center」です。

想像以上に広い、広すぎる
事前に地図で見ていた時は「広いな〜」くらいにしか思っていなかったのですが、現地で実際に見ると「広すぎ…!!」という途方もない気持ちになりました。参加者は、事前に見たいブースに目星をつけて計画をしてから訪れないと気持ちが折れそうな気がします。

そして、会場に入ってまず驚いたのは、ブースへの投資金額。日本の展示会もいくつか見てきましたが、2階建てになってるブースをドバイで初めて見ました。展示会というレベルを越えていて、もうこれは店舗ですよね…スケールがすごい。

私たちは大きな装飾はできないので、研究から積み上げてきた中身で勝負します。製品の良さと会話で勝負。腕の見せどころです。

海外での販売パートナー探して
今回の出展の目的は、海外(特に中東)で NafiaS-N95 を販売してくれるディストリビューター(販売パートナー)を見つけること。「この国で、これを必要としている現場に、どう届けるか」を一緒に考えてくれる方と出会うのがゴールです。
信州大学発ベンチャーとして、NafiaS-N95を展示
NafiaSは信州大学発のベンチャー企業で、研究の成果が製品にしっかり生かされています。ブースで「日本の国立大学の研究力がバックについている」という話をすると、ブースを訪れる方の目の色が変わる瞬間がありました。
今回出品したのは、「NafiaS-N95」。 米国NIOSH(国立労働安全衛生研究所)のN95規格認証品マスクです。先端ナノファイバー素材 「NafiaS®」 と独自のハイブリッド技術により、薄さと軽さを追求しています。薄型化によって呼吸がしやすく、蒸れにくく、声も通りやすいN95マスクです。

N95は、感染対策が必要な医療・介護現場はもちろん、粉塵や有害物質を吸い込むリスクがある作業環境、危険な微粒子を吸入するリスクがある現場などで使われています。
4日間で40名以上が訪問。多国籍な出会いも
成果としては、4日間で40名以上の方がブースを訪問してくださり、製品の特長を説明することができました。UAE、サウジアラビア、クウェートなど中東の方々だけでなく、インド、フィリピン、アルゼンチン、モロッコ、パキスタン、インドネシアなど、本当に多くの国の方とお話できたのも印象的です。

特にUAEやケニアの方とは、ブースで座ってじっくりと製品の説明をしながら、「この国で売るなら、ここをこうしたほうがいい」というような具体的なフィードバックもいただき、見積もりの提示まで進めることができました。ここからが勝負。

よく聞かれた質問
Q.(UAEの方の場合)もうUAEで売ってるの?
A. 「あなたが最初にUAEで売る人になる予定です」(ちょっとだけウケます)
Q. コストはどのくらい?
A. 即答せずに、「いくらくらいなら検討してもらえますか?」と逆に聞くようにしました。価格の話は前提条件(数量、流通、契約形態)が様々なので、まずは相手の想定を確認して、あとで見積もりを送る方が安全です。
インド英語が本当に聞き取れない
インドの方の英語が、本当に聞き取れなくて困りました。(もちろん私のリスニング力の問題も大きいのですが)イントネーションや発音のクセが強く、集中していても一瞬で置いていかれます。展示会英語の修行は続きます。。
出会いを「次の一歩」につなげる
今回のWHX出展では、4日間で40名以上の方にブースへお立ち寄りいただき、NafiaS-N95の特長を直接お伝えすることができました。展示会は “その場で話して終わり” ではなく、むしろここからが本番。帰国後は、今回いただいたフィードバックを整理しつつ、資料や見積もり送付、具体的なやり取りを順次進めていきます。
海外での販売パートナー探し、まずは1社目、見つけたいです!(切実)